Technology & Gear

8月 18, 2026

Blender初心者の私が3Dプリント制作でよく使うショートカットまとめ

3Dプリントで使うオリジナルデザインを作りたくて、Blenderを触り始めました。

まだ扱えて数ヶ月の初心者ですが、モデリングを繰り返しているうちに「これは毎回使うな」というショートカットが自然と固定されてきました。

逆に言うと、この記事にまとめたショートカットさえ覚えておけば、3Dプリント用の簡単なモデリングは一通りこなせるようになると思います。

自分用のメモも兼ねて、選択・押し出し・ループカット・モディファイヤー・左右対称・原点操作など、実際の制作でよく使う操作をまとめました。

基本操作・選択

まずはBlenderを触るうえで欠かせない、選択とカーソル操作まわりのショートカットです。

やりたいこと操作メモ
全選択Aすべての頂点・辺・面・オブジェクトを選択
サイドパネル表示NEdit Modeで寸法などを数値入力
3Dカーソル移動Shift + 右クリッククリックした位置へカーソルを移動
カーソルを選択面へ移動面を選択 → Shift + S → Cursor to Selected面の中心などに3Dカーソルを配置
Z方向以外をスケールS → Shift + ZXY方向だけ拡大・縮小
カーソル方向へ押し出しCtrl + 右クリックEdit Modeで選択要素から押し出し
エッジに沿って移動G → GEdge Slide
スライドをクランプ解除G → G → Cエッジの延長方向にも移動可能

特にA(全選択)とN(サイドパネル表示)は、作業を始めたら真っ先に押すクセがついています。

押し出し・複製

形を作り込んでいく段階では、押し出しと複製をどれだけスムーズにできるかで作業スピードがかなり変わります。

やりたいこと操作メモ
法線方向へ押し出しAlt + E → Extrude Faces Along Normals複数面を法線方向へ押し出す
均等に押し出し調整押し出し中に S状況によって厚み・広がりを調整
複製して別オブジェクト化Shift + D → 右クリック → P → Selection同じ場所に複製して分離
リンク複製Alt + Dメッシュデータを共有した複製を作成

複製には「Shift + D」と「Alt + D」の2種類があり、この違いを理解してから、同じパーツを繰り返し配置するときの作業がかなり早くなりました。

ループカット・ベベル

3Dプリント用のモデルは角を丸めたり、面を分割して形を整えたりする場面が多いので、ループカットとベベルは特によく使います。

やりたいこと操作メモ
ループカットCtrl + Rマウスホイールでカット数を増減
ベベルCtrl + B選択した辺を面取り
スケールを適用Ctrl + A → Scaleベベル等がおかしい場合に重要
スムーズ表示右クリック → Shade Smooth表面を滑らかに表示

ベベルを綺麗にする基本手順

ベベルをかけたときに角の大きさが不揃いになる場合は、だいたい以下の順番で解決しています。

  1. Ctrl + A → Scale でスケールを適用する
  2. Bevel Modifierを追加する
  3. Amountを調整する
  4. Segmentsを調整する
  5. 必要に応じて法線・スムージングを調整する

※ Blenderのバージョンによって「Harden Normals」「Auto Smooth」周辺の仕様・場所は異なるので、その点だけ注意しています。

モディファイヤー

モディファイヤーは、メッシュを直接いじらずに形を調整できるので、3Dプリント用のモデルでも積極的に使っています。

やりたいこと操作メモ
Subdivision Surface追加Ctrl + 2Level 2のSubdivision Surfaceを追加
Solidify後に編集Modifier → Apply適用すると生成された辺・面も直接編集可能

左右対称の作り方

ケースやスタンドなど左右対称のパーツを作るときは、片側だけモデリングしてMirror Modifierで反転させています。

手順操作
Edit Modeで半分の頂点を選択
半分を削除
Mirror Modifierを追加
必要ならClipping / Mergeを使用
中央が不自然な場合、Mirror Modifierの順番を上へ移動

⑤の「Modifierの順番」は見落としがちですが、中央に不自然な段差が出たときはだいたいこれが原因でした。

オブジェクトをまとめる方法

複数のパーツを組み合わせてひとつのモデルにするとき、「親子関係にする」のか「結合する」のかで挙動が変わるので、目的に合わせて使い分けています。

やりたいこと操作違い
親子関係にする子を選択 → 親を最後に選択 → Ctrl + P → Objectオブジェクト自体は別々
1つのオブジェクトに結合複数選択 → Ctrl + Jメッシュを1オブジェクトにまとめる
分離するEdit Mode → 選択 → P → Selection選択部分を別オブジェクト化

補足:メモにある「Shift + Mで一つのオブジェクトにする」は、通常はCtrl + J(Join)です。

原点・位置の操作

プリント前に原点や位置を整えておくと、後々の作業やスライサーでの配置がかなり楽になります。

手順操作
① 原点を形状の中心へObject → Set Origin → Origin to Geometry
② オブジェクト位置をリセットAlt + G

Alt + GはオブジェクトのLocationをリセットする操作なので、必ずしも「見た目のオブジェクトがワールド原点に来る」とは限らない点には注意しています。

よく使うショートカット一覧

最後に、ここまで紹介した中でも特に使用頻度が高いものだけを一覧にまとめました。迷ったらこの表だけ見返せば大体対応できます。

ショートカット機能
A全選択
G移動
G → GEdge Slide
Sスケール
S → Shift + ZZ以外をスケール
E押し出し
Alt + E特殊な押し出し
Shift + D複製
Alt + Dリンク複製
Ctrl + Rループカット
Ctrl + Bベベル
Ctrl + 2Subdivision Surface
Ctrl + ATransform適用
Ctrl + Jオブジェクト結合
Ctrl + P親子関係
P選択部分を分離
Shift + SSnapメニュー
Alt + GLocationリセット

まとめ

今回まとめたショートカットは、どれも難しい操作ではなく、選択・押し出し・複製・ループカット・ベベルといった基本の組み合わせです。

それでも、これらを体に覚えさせるだけで、Blenderでのモデリングにかかる時間はかなり短縮できました。

私自身まだBlender初心者なので、これから覚える操作も増えていくと思いますが、そのときはこの記事も随時更新していく予定です。

同じようにBlenderで3Dプリント用のモデリングを始めたばかりの方の参考になればうれしいです。

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