この記事では、アメリカ駐在中に現地のアメリカ市民権を持った人と結婚した場合、どのようにしてグリーンカード(永住権)を取得できるのか、現在進行中で申請中の私の体験も交えてお伝えします。
グリーンカード取得の基本知識
アメリカ人と結婚した場合、配偶者としてグリーンカードを申請することが可能です。このプロセスは「家族ベースの移民申請」と呼ばれ、優先度が高く処理されます。そのため、他の条件での申請に比べ通常は比較的スムーズに手続きが進むことが期待できます。
必要な資格要件
アメリカ人妻との結婚でグリーンカードを申請するためには、以下の条件を満たす必要があります。
結婚が合法であること
・二人の結婚が法律上有効であり、書類で証明できること(結婚証明書が必要)。
・偽装結婚ではないことを証明する必要があります。
申請者(あなた)のステータス
・駐在員ビザ(例: L-1ビザやH-1Bビザなど)でアメリカに滞在中でも問題ありません。
配偶者がアメリカ市民であること
・配偶者がアメリカ市民であることが申請の前提条件です(グリーンカード保持者でも申請可能ですが、時間がかかることがあります)。
申請プロセスの概要
ステップ1: Form I-130の提出
アメリカ人妻がスポンサー(請願者)として、USCIS(アメリカ合衆国市民権移民局)にForm I-130(親族移民申請書)を提出します。これは結婚が正当であることを証明するための第一歩です。
ステップ2: Form I-485(ステータス変更申請)の提出
駐在員ビザでアメリカにいる場合、ステータス変更を行うためにForm I-485を提出します。この手続きでは、グリーンカードへの切り替えを申請します。
ステップ3: 必要書類の準備
以下の書類を準備しましょう:
- 結婚証明書
- あなたの現在のパスポートとビザ
- アメリカ人妻の市民権を証明する書類(例: パスポート、出生証明書)
- 共同での財政証明(例: 銀行口座や住宅契約書)
- 偽装結婚でないことを証明する写真や手紙
ステップ4: 生体認証(バイオメトリクス)
USCISのオフィス(サポートセンター)で指紋採取が行われます。10分程度でサクッと終わるので、約束の時間と、持ち物だけ気をつけて行けば特に問題ありません!
ステップ5: 面接
私のケースでは、バイオメトリックスが終わったその日にステータスを確認すると、なぜか、面接のところにまでチェックがついていました。面接を行わなくて良いケースもあるみたいなので、ここは参考になれずに申し訳ありません。
ステップ5: グリーンカードの受領!
面接を通過すれば、条件付きまたは無条件のグリーンカードが郵送されます。結婚して2年未満の場合は条件付きグリーンカード(2年間有効)が発行され、2年後に条件解除の手続きが必要です。
申請の注意点
• 偽装結婚の疑いを避けるために
結婚の証明となる写真、共同生活を示す証拠(共同口座や住宅契約書)を提出することが重要です。
• 駐在ビザの期限管理
グリーンカード取得が完了するまで、現在の駐在ビザの有効期限が切れないように注意しましょう。
• 弁護士の活用
手続きが複雑と感じた場合、移民弁護士を利用するのも選択肢です。
私も、プロセスの煩わしさや期間が少しでも早くなるならと、無料の面談で話すことができたので弁護士の方に相談したのですが、見積額はなんと$4,000ドル、さらに弁護士に頼むことでできることは、記入内容を確実に記入することでやり直しによる遅延をなくす事くらいしかできないと言われました。なので断念し全て独力で申請をなんとか行いました。
まとめ
アメリカ人配偶者との結婚は、グリーンカードを取得しアメリカに永住するための大きなチャンスです。ただし、必要な書類や手続きには十分な準備が必要です。この記事を参考にして、スムーズに手続きを進めて頂ければ幸いです。
もし、この記事が役立ったと思ったら、ぜひコメントやシェアをお願いします。質問等あればお気軽にコメントください。